10月19日 セミナー棟竣工記念シンポジウムを開催しました。
対話から学ぶ歴史と未来 [日本とドイツの引揚者・帰国者の戦後]
セミナー棟竣工記念シンポジウムとして、
木村護郎クリストフ教授(上智大学)らをお招きして、
東欧からのドイツ人追放・避難の歴史について学習、意見交換しました。
まず、ドイツ人が東欧から追放・避難を余儀なくされた歴史的背景を木村教授が説明。
その後、チェコからの引揚者ヘルガさんらが自身の体験を語った。
ヘルガさんは1935年ドイツ生まれ、1939年にチェコへ移住した。
終戦となり、ソ連軍の監視の下、4歳と6歳の幼い兄弟二人とともに
毎日約15キロを歩いて国境を目指した。
「戦争はあってはならない。二度と起さないためには信念を持つこと。
感傷的に聞こえるかもしれないが、自分自身をささげるほどの覚悟が必要。」
と、強い眼差しで聴衆に訴えた。
【シンポジウム概要】
◆日 程 2019年10月19日(土) 13:00~16:30
◆場 所 満蒙開拓平和記念館 セミナー棟
◆参加費 記念館入館料+500円
◆定 員 100名(事前申込制、学生優先席あり)
→詳細はイベントページへ ※申込はTEL又はFAXにて TEL/FAX:0265-43-5580
ポーランドに広がる田園風景
【当日スケジュール】
13:00~13:10 開会
13:10~13:40 ドイツにおける引揚げ基礎講話
講師:木村護郎クリストフさん(上智大学外国語学部教授)
13:40~15:40 シンポジウム(途中休憩あり)
パネリスト
・Helga Engshuber (ヘルガさん、チェコからの引揚げ者)
・Maria Wethan (マリアさん、ルーマニアから後期帰国者)
・Rosemarie Schuran(ローズマリーさん、ルーマニアから後期帰国者)
・南 誠さん (長崎大学多文化社会学部准教授
祖母が中国残留婦人、自身も中国帰国者)
15:50~16:20 ディスカッション
16:20~16:30 まとめ
シンポジウム報告書
公式オンラインショップにて販売中!
残りわずかです。お早めにどうぞ。