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小学生とリモート授業を実施

長野県は昨日(2月27日)からまん延防止等重点措置対象となり、

来館予定だった地元阿智村とお隣平谷村にある6つの小学校の6年生とリモート授業を行いました。

 

初めに、この地域の状況などを含めて満蒙開拓の基礎知識をお話しし、

そのあとはワークショップ。

 

まずはこの絵をご覧ください。

 

これは、元開拓団の方が逃避行の様子を描いた絵です。

お母さんが幼い子の手をひき、背中には赤ちゃんがいるのでしょうか。雨も降っています。

この絵の中の・・・

①この女の子のセリフを考えてみましょう。


次に・・・

②お母さんの心の声を想像してみましょう。


最後に・・・

③この絵にタイトルをつけるとしたら…


皆さんも一緒に考えてみてください。

小中学生が記念館に来てくれた時は、学習講話の中でこのようなワークショップをします。

 

「もし自分だったら…」という想像力を働かせることによって、

自分が生まれるずっと前にあった「満蒙開拓」という歴史を

グッと自分に引き付けて考えることができるのではないかと思います。

 

子どもたちの発想は様々です。

そんな子どもたちとの学びの中で、私たちも新しい発見や違った視点が持てます。

皆さんもぜひ ①、②、③ の問いを考えてみてください。

ちなみに、今日の小学生の答えをご紹介します。

 

①女の子のセリフ 

  ・おんぶして、もう歩けない。疲れた…

  ・お家帰りたいよー。

  ・おなかすいたよー。

  ・お父さんどこー いつお家に帰れるの。

 

②お母さんの心の声

  ・なんでこんな目にあわなきゃいけないのかしら。

  ・子どもを守らなきゃ。

  ・こんな子産むんじゃなかった。

 

③絵のタイトル

  ・「死の旅」

  ・「地獄の入口」

  ・「加害者から被害者へ」

  ・「政治家への恨み」