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寄贈品 №19

合同結婚式次第 (附役員名簿)

1940(昭和15)年11月3日

サイズ 27×19.5、10頁

 

1940(昭和15)年に開かれた合同結婚式次第をまとめた冊子

1936(昭和11)年に満州農業移民が国策になると、開拓団への花嫁送出もまた強く求められるようになっていきます。1940年代に入り、日本各地に花嫁養成所や女子拓務訓練所が作られ、講習会なども開かれるようになりました。

一方満州国内にも同様の施設が必要とされ、1939年「開拓女塾」と呼ばれる花嫁訓練所が設けられます。そして、日本あるいは満州の訓練所で花嫁修業をした女性たちが、開拓団や義勇軍の男性のもとへと嫁いでいきました。

 

ここで取り上げた資料は1940年11月3日の明治節(明治天皇誕生日)に行われた合同結婚式のもの。

式や披露宴の進行予定や新郎新婦の名簿などが記載されています。名簿にあるように、新郎の多くは宮城県送出・安拝開拓団(北安省鉄驪県)の団員たち。この開拓団内に設置された開拓女塾で訓練を受けた女性たちが、安拝ほか周辺開拓団の男性と結婚することになったのでした。この時は14組の夫婦が誕生しています。

 

 

結婚式 式次第

披露宴 式次第

表紙

新郎新婦名簿

※一部加工してあります。