長野県「医療非常事態宣言」が解除され「医療特別警報」に切り替えられました。
コロナ感染警戒レベルが5に下がりましたので、語り部定期講演を再開します。
語り部の皆さんは大変高齢であり、条件がそろった場合に実施と判断します。
体験者のお話が直接聞ける貴重な機会です。ぜひご参加ください。
次回の定期公演は…
9月24日(土) 午後2時~3時30分
語り部 池田 肇さん(元泰阜村開拓団)
【プロフィール】
1936(昭和11)年5月30日長野県下伊那郡泰阜村に生まれる。
4歳のとき、先に渡満していた父に呼ばれ、母・妹とともに満州へ。
三江省樺川県大八浪泰阜村開拓団で幼少期を過ごす。
1945(昭和20)年4月父が召集。8月9日のソ連参戦、その後の日本敗戦による逃避行と難民生活で兄弟を亡くし、母とともに中国人の家に身を寄せる。
以後数十年を中国で生活するなかで日本人女性と結婚、4人の子どもを授かる。
1974(昭和49)年、母・妻・子どもたちと泰阜村へ帰国、土方作業や水道設備等に従事する。
飯田市川路在住。
【満州泰阜分村】
長野県下伊那郡泰阜村とその近隣の村々出身者からなる開拓団。
満蒙開拓の国策に従い、1937(昭和12)年分村移民300戸を決定、送出を進めた。
『満洲泰阜分村-七〇年の歴史と記憶』(2007)によると、1945年8月時点での在籍人数は1,144人で、うち引揚げ475人、死亡627人、不明41人、未帰還1人となっていたが、最後まで中国に残ると決めていた女性が2009年に永住帰国を果たした。
◆定員 40名
事前予約を受け付けています。
記念館へお電話でお申し込みください。TEL:0265-43-5580