開館10周年企画として、ボランティアグループピースLabo.の皆さんと共催企画した短歌募集を締め切りました。
ネット、郵送、FAXなど様々な応募があり、募集期間中は毎日拝見するのが楽しみでした。
あわせて177名の方から383首の応募をいただきました。
最年少は学校で記念館へ勉強に来てくれた11才の小学6年生。
最年長は92才の地元の女性と、札幌にお住いの男性のお二人。
札幌の男性の作品には、こんな添え書きが…
「短歌が生きがいの無口な父は、満州開拓義勇軍については何も語らず今病床にいます。
日記整理で見つけた短歌です。父に代わり応募します。」と息子さんからの代理応募でした。
三首ご応募いただいた中から一首ご紹介します。
引き揚げ船 降りて泣きたる 佐世保港 いつか訪れたく思いつつ老ゆ
家族に何も語らなかったというこの男性、どんな思いでこの短歌を詠まれたのでしょうか。
他にも多くの力作ぞろいです。
10月に入ってから展示を行う予定ですので、ぜひお出掛けください。
ホームページ上でもご紹介させていただきます。