王希奇「一九四六」展 オンライン事前学習会
2023年3月11日(土) 午後2時~
#4 語り部 西岡秀子さん ~両親の思いを社会へ~
1946(昭和21)年3月 旧満州遼陽生まれ。
終戦後の満州で数多の人々が亡くなっていく中、誕生した命もあったことに思い至ります。
遼陽日本人小学校で教師をしていた父親は1945(昭和20)年8月に現地召集され、戦後はシベリア抑留となります。
ソ連兵による略奪や暴行が頻発する中、残された母親は身重の体で1歳の娘(秀子さんの姉)を連れて市内を転々とし、避難民生活の只中で秀子さんを出産しました。
6月末に引揚港葫蘆島へ向けて出発。姉は2歳2ヶ月、秀子さんは3ヶ月。二人の娘と荷物を抱え、無蓋車で雨に打たれながら、おしめを替えながらの移動でした。
秀子さんには満州の記憶はありませんが、ご両親が残した記録を本にまとめて出版。この歴史を語りつぐ活動をさまざまな人たちと繋がりながら続けておられます。
満州体験者が少なくなる中で、西岡さんが未来へ伝えようとしているものは何か。そして、私たちはその方々と何ができるのか。一緒に考えたいと思います。
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https://manmoukinenkan2023-4.peatix.com/