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エィミ・ツジモト氏 特別講演会のお知らせ

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天理村開拓団に続き、

昨年、来民開拓団の書籍を上梓したエィミ・ツジモト氏。

満蒙開拓を取り巻く向き合いにくい問題にあえて焦点を当て、

そこから何を問うのか。

国際ジャーナリスト、日系4世の彼女が今、

日本社会に投げかけるものとは。

 


 

1941年に入植した熊本県来民開拓団は、被差別部落を対象にした満州開拓移民の模範例作りのため国の融和政策によって進められたものだった。のちに分村計画としても追加募集され、総勢300人余の開拓団となる。1945年8月17日、現地住民からの襲撃を受け、攻防の末に追い込まれた究極の選択が、一人を残しての275人全員自決。その壮絶な最期を伝える役として一人生還した宮本貞喜。彼が息絶え絶えに辿り着き越冬したのが、岐阜県黒川開拓団であった。黒川開拓団の女性たちの性被害にもつながっていく来民開拓団の歴史を紐解き、国策と差別、戦争と人間を問う。

 

エィミ・ツジモト氏 特別講演会

「来民(くたみ)開拓団の惨劇から問う 国策と差別」

 

■日程 2023722日(土)

    13:30~ 紙芝居「275人の遺書配達人」DVD上映(約30分)

            来民の中学生たちが作った紙芝居を俳優らが上演したもの。

    14:00~ 講演会

 

■会 場 満蒙開拓平和記念館 セミナールーム

■定 員 40名 

■参加費 当館入館料 一般600円 小中高校生300円

 

※当日は、語り部定期講演をお休みして、特別講演会を行います。

【講師プロフィール】

 

国際ジャーナリスト。

アメリカ・ワシントン州出身の日系4世。

日系移民の歴史や捕虜問題をはじめ現代史に関する記事を多数発表。

 

2018年に『満州天理村「生琉里(ふるさと)」の記憶 天理教と七三一部隊』(えにし書房)

2022年に『満州分村移民と部落差別 熊本「来民開拓団」の悲劇』(えにし書房)を上梓。