2024年8月11日に慰霊祭・鎮魂の夕べを行いました。
猛暑続きのため、会場は図書ルームに。
旧満州の地に眠る全ての犠牲者の皆様に哀悼の誠を捧げ黙祷。
松川高校ボランティア部の生徒さんから千羽鶴が手向けられ、
平和へのメッセージが読み上げられました。
慰霊祭のあと、駒ヶ根市在住の伊東初絵さんによる一人芝居「花いちもんめ」の公演
・・・戦後もずっと抱えてきた思い。
残留孤児訪日調査に名乗り出られなかった母のせつなさ。
こんな思いを抱えて生きた人たちのことを伝えていきたい。
歴史を学び、平和発信の場としての思いをあたらめて強くしました。
終演後に、飯田日中友好協会三石理事長から花束贈呈。
なんと、お二人は20年ほど前にPTA連合会でともに役員をされたお仲間だったそうです。
知らされていなかった伊東さんにはサプライズ!でした。
■一人芝居「花いちもんめ」をご覧になった方のアンケートより■
・すてきな一人芝居ありがとうございます。
敗戦時、開拓団の中のお母さんの気持ち 本当に伝わりました。 すてきでした。
・戦争がなかったら…こんな悲しい親子の別れはなかったはずです。
二度と戦争がおこらないよう心から切に願います。
・満蒙開拓団の方々が遭われた無念のこころ、ひとり一人の気持ちが
手にとるように感じられるすばらしいお芝居でとても感動しました。
このような悲しさや無念の気持ちを誰一人として感じることのない世の中に
したいと思うとともに、被害にあわれたすべての方々のご冥福をお祈りさせていただきます。
・私の祖母の妹も帰ってこなかったと聞いています。
小学生の頃にはテレビで中国残留孤児の帰国報道を目にしていました。
自分も親になり、同じ立場ならどうしていたか考えさせられました。
子ども達に少しでも伝わるものがあれば嬉しいです。
・決して激しい描写があるわけではないが、それがかえって等身大の説得力となって胸をうちました。
80年前の悲しい出来事を忘れることなく、今日明日を過ごしていかなければと感じました。