毎月第4土曜日はイベントDAY。
今月は記念館開館にも尽力いただいた中島多鶴さんの証言映像を上映します。
当館開館前にご自宅でインタビューさせていただいた約100分をノーカットで上映します。
■証言映像上映 中島多鶴さんノーカット版
日時:2024年8月24日(土) 午後2時~午後3時45分
会場:当館セミナールーム
◆定員 40名
事前予約を受け付けています。
記念館へお電話でお申し込みください。TEL:0265-43-5580
【中島多鶴さんプロフィール】
1925年(大正15)7月、下伊那郡泰阜村に5人姉弟の長女として生まれる。
1940年(昭和15)に一家7人で三江省樺川県大八浪泰阜村開拓団に入植。
1945年8月、日本の敗戦を知らず22日間の逃避行を続け、
9月はじめに方正県の収容所にたどり着く。
母や妹との別れや病気を乗り越え翌年8月に引き揚げ船で帰国。
戦後は看護師、保健師として働きながら、多くの残留孤児・残留婦人の帰国のために活 動する。本やテレビなどで何度も紹介され、満蒙開拓の歴史を語り継ぐ第一人者として活躍されました。
【大八浪泰阜村開拓団】
入植戸数 277戸, 家族人数 1,174名(うち応召 164名),
現地死亡者 641名(54.6%),、帰国者 496名(42.2%)、不明者 37名(3.2%)
泰阜村の1935年(昭和10)当時の人口は5,844人。(2024年8月1日現在1,435人)
昭和の初期までは養蚕が盛んだったが繭価の暴落で打撃を受け農家の借金も増える。
1937年、村は満州移民を軸とした経済更正計画を打ち出し分村を決定。1939年入植。
悲惨な逃避行、収容所生活などの末、現地で犠牲になった人が多く、残留孤児・残留婦人になった人も少なくない。
2014年の慰霊祭にて