次回 語り部定期講演のお知らせです。
今年度から、語り部定期講演は毎月第2土曜日に開催しています。
体験者のお話が直接聞ける貴重な機会です。ぜひご参加ください。
次回の定期講演は…
11月 9日(土) 午後2時~3時30分
語り部 池田 肇 さん(大八浪泰阜村開拓団)
【プロフィール】
1936(昭和11)年5月30日泰阜村温田(ぬくた)に生まれる。
4歳のとき、先に渡満していた父に呼ばれ、母・妹とともに満州へ(現地で弟が二人生まれる)。
三江省樺川県大八浪泰阜村開拓団で幼少期を過ごす。1945(昭和20)年4月父が召集。
8月9日のソ連参戦、その後の日本敗戦による逃避行と難民生活できょうだいを亡くし、母とともに中国人の家に身を寄せる。
以後数十年を中国で生活するなかで日本人女性と結婚。1974(昭和49)年、38歳のとき母・妻・子どもたちと泰阜村へ帰国。土木工事や水道設備の仕事をして生計を立ててきた。退職後もシルバー人材センターで働いたり、マレットゴルフを楽しむなど精力的に活動されている。
飯田市川路在住。
【満州泰阜分村】
長野県下伊那郡泰阜村とその近隣の村々の出身者からなる開拓団。満蒙開拓の国策に従い、1938(昭和13)年分村移民300戸を決定、送出を進めた。1945年8月の在籍人員は1,021人で、うち出征160人・引揚げ303人・死亡451人・未帰還/残留65人 (『報告集 満洲移民と飯田下伊那』より)となっており、多くの人が中国に残されている。その後、長きにわたる村や関係者の努力によって、残留者のほぼすべてが帰国した。
◆定員 40名
事前予約を受け付けています。
記念館へお電話でお申し込みください。TEL:0265-43-5580