当館開館2013年の7月より実施してまいりました「語り部定期講演」ですが、
体験者の減少と高齢化により継続が難しくなり、今年をもって終了することといたしました。
来年以降は、語り部さん以外にも開拓団員の親族や中国帰国者二・三世、そのほか満蒙開拓の歴史に関わってきた方など幅広い語り手をお招きしてお話を聴く場をつくりたいと考えております。
12月14日(土)の最終講演は来年への布石として、下記の通り当館寺沢秀文館長が開拓団2世の立場で家族の話を中心に講演いたします。
■日 程：2024年12月14日（土）14:00～
■会 場：満蒙開拓平和記念館 セミナールーム
■参加費：入館料（一般600円、小中高校生300円）
■講 師：寺沢秀文（両親が水曲柳開拓団員、戦後は松川町増野へ再入植）
【水曲柳開拓団】
満州国吉林総領事館に勤務していた下伊那郡市田村(現高森町)出身の松島親造が呼びかけ､
下伊那郡町村長会が送出母体として編成された自由移民開拓団。
主に下伊那郡出身者で、1937(昭和12)年から入植。入植戸数 267戸、在籍人数 1,095名、
うち応召 99名、現地死亡者 286名、帰国者 658名、未帰還・不明者 36名。