~私たちの地域に残る「満蒙開拓」の歴史を教訓とし次世代へつなげていこう~

 

“満蒙開拓平和記念館×自治体パートナー制度”

― 自治体版協力会員制度 ―

       

私たちの地域に残る「満蒙開拓」という歴史を心に刻み伝えていきます。

学びを通して自ら考え判断し社会を創造する人づくりに貢献します。

過去の犠牲や過ちを知ることで同じような歴史を繰り返さない社会づくりに繋げます。

史実と人々の心の痛みを知ることで差別を無くし人を大切にする心を育みます。

 協力金     一口5万円/年 会員特典

 会員特典   ・会報「山河」を2か月毎に送付

        ・当館ホームページにご紹介

        ・パートナー自治体との共催イベントを企画

        ・パートナー自治体Dayの実施(当該市町村民入館無料)

自治体パートナー制度 設立趣旨

2013年4月に開館した満蒙開拓平和記念館。

それまであまり語られてこなかった歴史を伝え残そうと体験者の方々が苦しい胸の内を語り、多くの人々がその話に耳を傾け、平和の尊さや社会のあり方、人としての生き方などを考え学び合う拠点として歩んでまいりました。

「満州」「満蒙開拓」に特化した記念館、資料館は他にないため全国から貴重な資料も数多く集まり、情報の受発信の場ともなっています。


満蒙開拓という歴史には、今を生きる私たちに語りかけてくる大切なものが刻まれています。

 

 ―満州の様子は日本に伝わっていたのですか。

 ―現地の人と仲良くする方法はなかったのですか。

 ―満州に渡った人たちがこんな目にあわないようにするにはどうしたら良かったのでしょうか。

 

こういった子どもたちからの質問の先には、開拓団の犠牲の背景にあった社会の本質的な問題が見えてきます。この歴史に向き合い、多くの人々と一緒に学び、平和な社会とは何かを考え、輪を広げていきたい。それが、今とこれからを生きる私たちの責任であり、その拠点となる記念館を未来につなげていきたいと思います。


当館は民間運営であり、主な収入は入館料とご寄付、サポーター協力会費です。平和学習、人権学習、生涯学習などを担う社会教育施設として、ぜひ、県や各市町村の皆様も自治体パートナーとして支えていただきたいと思います。

これからも多くの皆様と学び合える拠点として末永く運営してまいりたいと存じます。

“歴史継承のパートナーとして” 推薦者のことば

私たちの地域に残る「満蒙開拓」という歴史

中国東北地方にかつて13年間だけ存在した幻の国「満州国」。

ここに日本から約27万人の農業移民が渡って行きました。「満蒙開拓団」です。

昭和恐慌で疲弊していた農村の土地対策と人減らし、それにソ連からの防衛と現地軍隊への物資の供給といった軍事目的が合致し、国策として進められました。

 

“20町歩の地主になれる” “満蒙は日本の生命線” “拓け満蒙”  

希望を抱いて渡った新天地。

しかしその多くは、現地の人たちの農地を安く買い上げ立ち退かせたものでした。

1945年8月9日、突然のソ連侵攻で満州は戦場と化し、開拓団の人たちは広野を逃げ惑います。

終戦後も祖国に帰ることができず、収容所では飢えと寒さで大勢の犠牲を出しました。

終戦翌年に引揚げが始まりますが、混乱の中で中国の人の妻や子どもになって命を助けてもらった人たち、いわゆる「中国残留孤児、残留婦人」はその後も中国での生活を余儀なくされました。

 日中双方を含め多くの犠牲を出した満蒙開拓の歴史からは、明日の平和のための教訓を得ることができます。

 

県別開拓団送出数上位一覧

順位 都道府県名 合計(人) 内訳(人)
一般開拓団 青少年義勇軍
 長野 37,859

31,264

6,595
山形 17,177 13,252 3,925
熊本 12,680 9,979 2,701
福島 12,673 9,576 3,097
新潟 12,651 9,361 3,290
宮城 12,419 10,180 2,239

記念館開館までの主な経過

2006年 7月 飯田日中友好協会定期大会にて記念館建設に向けての活動開始を採択
2007年 2月 「満蒙開拓平和記念館」事業準備会に移行
  6月 建設資金寄付金集めに本格着手
2008年 4月 長野県下伊那郡阿智村より建設用地無償貸与の申し出をいただく
2009年 1月 阿智村駒場に準備会事務局を開設
2010年 2月 準備会が一般社団法人としての法人格を取得
  10月 長野県議会「満蒙開拓平和記念館」建設促進議員連盟発足(県議55名参加)
2012年 2.3月 林野庁、長野県、南信州広域連合より建設補助金確定
  9月 起工式
2013年 4月 開館

開館後の主な活動

2013年 7月  第1回「語り部」定期講演開催(以降420回以上実施)
  8月  第1回「鎮魂の夕べ」開催(以降毎年開催)
  10月  ボランティアグループ「ピースLabo.」正式発足
2014年 5月  旧満州調査研修訪中団派遣(以降計5回訪中調査実施)
  8月  映画「望郷の鐘」の撮影協力
  10月 「満蒙開拓研究所」設立、満蒙開拓国際シンポジウムを開催
     来館者5万人達成
2015年 6月  新井優氏設計の記念館本館が県建築事務所協会最優秀作品賞を受賞
 

12月

 「中国養父母展」及び「中国養父母を知るシンポジウム」開催

2016年

11月

 来館者10万人達成
     天皇皇后両陛下御来館
2018年 4月 「セミナー棟」増築事業に着手
  10月  来館者15万人達成
2019年 3月  河原進初代館長退任、寺沢秀文2代目館長就任
  4月  セミナー棟建設着工
  10月  セミナー棟竣工
    「日本とドイツの引揚者・帰国者の戦後」シンポジウム開催
2020年 4.5月  新型コロナウイルス感染対策のため臨時休館
  9月  新「図書ルーム」オープン
2021年 11月  来館者20万人達成

自治体パートナーについてのお問い合わせは こちらから

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自治体パートナー制度 リーフレット
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自治体パートナー制度 規程

一般社団法人満蒙開拓平和記念館定款第10 条(会員制度)に基づき以下の通り自治体会員制度(自治体パートナー制度)規程を定める。

 

(資格)

第1条 自治体会員は、この法人の目的に賛同し事業を支援する意思のあるものとする。

(入会・更新)

第2条 自治体会員として協力しようとするものは、この法人の定める方法によって年度毎に申し込み手続きをする。

(会費(協力金))

第3条 会費は年額一口50,000 円掛ける任意の口数とし、年度内に入金する。なお、4月1日から翌年3月31日を一年度とする。

(任意退会)

第4 条 会員は退会の旨を連絡することにより、いつでも退会できる。

(会費の返還等)

第5条 一旦納入した会費は、特別な事情のない限り返還しない。

 

付則 この規程は2022 年4月1 日より施行する。

 

 

自治体パートナー制度 会員特典

・会報「山河」を2ヶ月毎に送付

・当館ホームページにご紹介

・パートナー自治体との共催イベントを企画

 平和学習やイベントをご計画の自治体と連携し、企画のご相談から資料提供、

 映像やパネルの貸し出しなどできる限りの協力をさせていただきます。

 お早めにご相談ください。

・パートナー自治体デーの実施

 自治体デーに設定した日は該当する市町村民は入館無料とします。

 今後の加入件数によりますが、東信ウィーク、北信ウィークといった週単位で設定する予定です。

 ただし、繁忙期は避けて実施することを予めご了承ください。